
今回は、ならず者軍団とカニでデッキを削り勝利する『ディミーアローグ(スタンダード)』の紹介をしていきます!
『ディミーアローグ』は相手の動きをカウンターや除去で対処しつつ、ライブラリーを削ったりビートダウンで攻めたりと、多彩な攻撃手段があるデッキとなっていますので、色々な攻め方や戦術が好きな方にお勧めです。
比較的初心者に向けた記事となっており、MTGを始めたばかりの方や、いまいちデッキの動かし方が分からない…という方の参考に少しでもなれば幸いです。
※今回紹介するデッキは『ゼンディカーの夜明け』セット後のデッキになります。
約5分で解るデッキ紹介動画でもMTGアリーナを使用して『ディミーアローグ(スタンダード)』の紹介をしていますので併せてご覧ください。
『ディミーアローグ』デッキリスト

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※Macの場合は「テキストエディット」だと正しくインポートができない為、「Pages」で開くことをオススメします。
『ディミーアローグ』について
デッキの特徴

【遺跡ガニ】【盗賊ギルドの処罰者
】等のクリーチャーで相手のデッキを削りライブラリーアウトでの勝利や、【物語への没入
】【湖での水難
】のような相手の墓地の枚数を参照する能力を持つカードで有利に戦うことを狙ったデッキです。

またデッキの構成や勝ちパターンも複数あり【遺跡ガニ】型や【トリックスター、ザレス・サン
】型といったように入ってるカードが違う派生系があるのも特徴です。
今回のデッキリストは【遺跡ガニ】の入った型をメインに紹介しています。
各カードの役割

まずは相棒として【夢の巣のルールス】を採用。
能力は強力で、各ターン墓地からコスト2以下のパーマネントを1つ唱えることができるようになります。序盤に出して除去されたクリーチャー達を再展開できるのが頼りになる相棒です!
相棒にする条件があるのでデッキの中のパーマネントは2マナ以下となっており、相棒の採用、不採用で【トリックスター、ザレス・サン】型との大きな違いとなっています。
各種切削持ちのクリーチャー

【遺跡ガニ】【マーフォークの風泥棒
】【盗賊ギルドの処罰者
】【空飛ぶ思考盗み
】といった各種クリーチャーを採用しています。

特に【遺跡ガニ】はカニ型とも言われるようにデッキの代表クリーチャーです。上陸すると3枚切削と、ゴリゴリ相手のライブラリーを削る頼もしいカニです!
1ターン目から登場して数枚登場したり、【寓話の小道】と組み合わせると恐ろしい速度で相手のライブラリーを削り取ります。
タフネスが3あるのも頼もしく、小粒のクリーチャーの攻撃ではビクともしないのも優秀なポイント!

【盗賊ギルドの処罰者】は1マナと軽く瞬速を持ち、自分のならず者が戦場に出るだけで2枚切削ができます。さらに相手の墓地が8枚以上の場合強化と接死を持つのも優秀です。
後述する墓地からの複数復活呪文と組み合わせると、一度に大量のカードを削ることができるのでライブラリーアウトの最期の一押しにも役立つクリーチャー。

【空飛ぶ思考盗み】も瞬速を持っており、ならず者が1体以上攻撃するたびに2枚切削ができます。さらに相手の墓地が8枚以上の場合は、ならず者を強化するロードクリーチャーとしても優秀!ビートダウン戦略で攻めるときに頼りになるクリーチャーです。
瞬速なのでコンバットトリックとしても使用したり、突然登場して相手の想定以上のダメージを与えることもできるので、瞬速を生かした動きを意識しているとよいでしょう。
今あげたクリーチャーの能力でもあったような、相手の墓地を参照する呪文も採用されています。

【物語への没入】は普段は7マナで4枚カードを引けるインスタント呪文ですが、相手の墓地が7枚以上ならコストが3も少なくなる超強力なドロー呪文!
このデッキの最重要カードといっても問題ないほどのカード。
小粒のクリーチャーをどんどん展開した後に使用すると、あっという間に手札が回復するのが楽しい!
【湖での水難】は相手の墓地の枚数以下のマナコストの呪文を打ち消したり、破壊したりと1枚でカウンターと除去のどちらもできる器用な呪文!
ただし思ったように相手のライブラリーを削ることができなければ、自由な使い方ができないのでいかに相手のライブラリーを削るかが大事になっていきます。
【凪魔道士の威圧】はマナコストがX以下のクリーチャーを奪う呪文、相手の墓地が8枚以下の場合はマナコストが3減るので様々なクリーチャーを奪いやすくなります。グルールアドベンチャーや大型の対処しづらいクリーチャーを奪って相手に攻め込みましょう!
最近のメタゲームでグルールアドベンチャーや、緑単フードが活躍していることもありメインに1枚採用されているカードです。
メタ次第では他のカードとの変更も意識するとよいでしょう。
他にも除去やカウンターではよく以下のカードが採用されています。

【血の長の渇き】は1マナと軽い除去呪文。
2マナ以下のクリーチャーかPWと制限はありますが、序盤は十分活躍します。
後半になればキッカーコストを支払うことでなんでも除去できるので、ゲームを通して無駄になりにくい呪文。
【無情な行動】はカウンターを参照する除去呪文。
基本的にはカウンターの乗っていないクリーチャーを確定除去することが多いですが、場合によっては相手が増やしたカウンターを取り除くことで一方的に倒せたり器用な使い方ができるカードです。
【本質の散乱】はクリーチャー専用のカウンター呪文。
カウンターの範囲は狭いですが、2マナと軽く相手の驚異的なクリーチャーに対処できる優秀なカウンター。
【神秘の論争】は青だと大体入ってる優秀なカウンター。
相手が青の場合は驚異的なカウンター能力を持つので、相手次第ではサイドボードと入れ替え候補としてもカウントできます。

横にクリーチャーを並べるリスクとしては全体除去がありますが、その対策として相棒の【夢の巣のルールス】や【死住まいの呼び声
】土地にもなる【アガディームの覚醒
】も採用されています。
これらのカードは墓地から複数復活できる可能性があるので、タイミングを見て使用することで最大限の効果を得ることができます。
除去されてもこれらカードで戦線を元に戻していきましょう!
デッキの動き

主なデッキの動きはライブラリーアウトを狙っていく場合は【遺跡ガニ】を始めとした切削持ちの各種クリーチャーを展開していき相手のライブラリーを攻めていきましょう。

相手の墓地が増えれば【物語への没入】や【湖での水難
】を構えてこちらの驚異になる呪文をカウンターしたり、アドバンテージをとりつつ相手に対処していきます。

ビートダウンを狙う場合は【空飛ぶ思考盗み】を筆頭にならず者で相手を削っていきます。邪魔になる呪文やクリーチャーは豊富にある各種除去やカウンターで対処して勝利を目指しましょう!

また【夢の巣のルールス】や【アガディームの覚醒
】もしっかりと使い戦線をしっかり維持できると戦いやすくなります。
サイドボード
サイドボードの候補としてよく採用されているカードの紹介です。

各種カウンターの枚数を増やして相手のカウンターに対処したり、場合によっては本質の散乱や除去を減らしてカウンターと入れ替えます。

ビートダウン戦術が有効な相手に対しては強力なクリーチャーです。
除去されたとしても上陸するだけで再度墓地から唱えることが可能、さらに後半はキッカーコストを支払うことで強化して呼び出すことができる攻撃性能が高いクリーチャー。

【凪魔道士の威圧】
対処し辛い強力なクリーチャーを奪うことで有利に戦うことができる1枚。【恋煩いの野獣】は取りたい候補としてよく見るカードです。相手のクリーチャーを奪って相手を倒しましょう。
上記以外にもメタゲーム次第で色々なカードがサイドボードの候補になるので、是非色々なカードを試してクリティカルな1枚を探してみてください!
デッキ紹介動画【MTGアリーナ】
デッキの動きをMTGアリーナを使用して解説している動画もありますので、そちらも併せてご覧ください。
まとめ
今回は『ディミーアローグ』デッキの紹介でした。
以前から存在するカラーですが【遺跡ガニ】とならず者軍団の登場で驚異的なパワーを身に付けました。
色的にも除去、カウンターと相手を妨害する手段に長けた色となっていますので、環境のデッキを知れば知るほど強くなるデッキだと思います。
色々な大会でも結果を数多く残しているのでぜひ興味がある方は使用してみてください!
『ディミーアローグ』を使い倒してカニの王国を築きましょう!
それでは最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!