MTGには大きな変換期であるローテーションというシステムがあり、新しい「ゼンディカーの夜明け」が実装されるタイミングで、スタンダードで使用できるカードが変更されます。
今回はローテーションについて説明しています。
ローテーションを理解して次回スタンダードに備えましょう!
ローテーションとは?
ローテーションとは1年に1度秋にスタンダードで使用できるカードが入れ替わるシステムです。
スタンダードで仕える期間は最大2年となっています。
今回の入れ替わりは以下の通り
スタンダード落ち
2019年1月:ラヴニカの献身
2019年5月:灯争大戦
2019年7月:基本セット2020
次回まで使用可能
2020年1月:テーロス還魂記
2020年4月:イコリア:巨獣の棲処
2020年7月:基本セット2021
2020年10月:ゼンディカーの夜明け
約半分ローテーション落ちすることになります!
これによって環境がガラっと変わりまた面白くなっていくのがスタンダードの特徴です。
ただしローテーションしたとしても[モダン][パイオニア]のようなフォーマットでは問題なく使用可能です。
またミシックインビテーショナルで白熱した[ヒストリック]も影響はないので以前の資産をそのまま使用できる[ヒストリック]を遊ぶのも良いですね!
スタンで良く見たカードたち
さて今回のローテーションで多くのカードがスタンダードから去っていきますが、その中にはどのようなカードがあったかピックアップしたいと思います。
2018年10月:ラヴニカのギルド
MTGアリーナの正式リリース後の初エキスパンションである「ラヴニカのギルド」アリーナでは一番見る機会が多かったカードなイメージがあります。
ラヴニカがとりあげられるのは3回目と人気のある次元で、今回は10あるギルドの内5つが登場して多色化を推奨されていたエキスパンションとなっています。
そんな「ラヴニカのギルド」から何枚かカードをピックアップ!
個人的に苦労させられたカードとして【敬慕されるロクソドン】が印象深い・・・
この象はすぐ人を倒しにかかる・・・
【弧光のフェニックス】もファンが多く一世風靡したデッキで大活躍していました。
神話レア4枚必須というのが痛かった・・・
【遁走する蒸気族】も当時の赤単で苦しめられました。
ラダーは赤単でごった返してた時代ですね(今も人気がありますが)
【ゴルガリの女王、ヴラスカ】も強力なPWとして使われていました。
ヒストリックでも使用されているので今後もちょくちょく拝めそうですね。
【草むした墓】【聖なる鋳造所
】【蒸気孔
】【寺院の庭
】【湿った墓
】
5つのギルドの2色土地(通称ショックランド)が多色を支えた重要なマナ基盤でした。
これが落ちるのが痛い!
今後は多色が少々やり辛くなるかもしれません。
アンタップインできる2色土地は優秀でした!
2019年1月:ラヴニカの献身
前作「ラヴニカのギルド」から続く「ラヴニカの献身」では残りのギルド5色がテーマとなって登場。
これで全10のギルドが勢ぞろいしました。
ここからさらに多色カードが増えて色鮮やかなカードが多く出てきます。
【集団強制】こんな重いカード使われるのかな?と思ってましたが余裕で撃たれて爆発することが多かった呪文。
相手のカードパクったらダメだよ!
【肉儀場の叫び】今でも使われる優秀な全体除去。
当時のアグロに対しても強力でBO1ではメインから入ってた優秀な呪文。
【忘れられた神々の僧侶】DJのような存在感を出している怪しい僧侶。
サクリファイスという現在のデッキでも活躍している優秀なクリーチャー!
今後もヒストリックで引き続き見かけるかもしれません。
【舞台照らし】飽きるほど見た強力なカード。
1枚で実質2枚ドローはさすがに驚異!赤単を支えてた1枚。
【荒野の再生】は出た当初から注目されており、そのまま強力なデッキの重要カードとして長く使用され続けたエンチャント。
残念ながら禁止を受けて完走はできなかったがしっかりと足跡を残した強力なアンコモン。
【ハイドロイド混成体】もずーーーっと活躍しているクリーチャー!
書いてることがおかしいレベルで強力でした。
ハイドラが急に強くなってどうしたんだろうか?と思った衝撃のクリーチャー。
【血の墓所】【繁殖池
】【神無き祭殿
】【神聖なる泉
】【踏み鳴らされる地
】
残りのギルドカラーの2色土地(通称ショックランド)退場には悲しみの声が多数聞こえる気がします。
2019年5月/灯争大戦
発表当時に急に映画になったのか??と思うほどいきなり驚異のPVを作り上げたエキスパンション。
ここからPVのレベルが段違いに上がりました。(嬉しい)
さらにPWが過去最大の36人という破られる気配のない枚数が登場し、今までのMTGからは考えられない日本人イラストのPW封入などなど色々な施策が話題になりました!
その結果、天野喜孝先生のリリアナはとんでもない価格になってます!?
宿敵ニコル・ボーラスとの決戦も描かれており、ストーリーも必見!!
【黒き剣のギデオン】最後のギデオン!3マナと軽いマナで登場して白単の戦線を支えた時期もありました。
ストーリーへの関係も深く記念にとっておきたい1枚。
【神秘を操る者、ジェイス】は特殊な効果をもったPW。
セルフライブラリーアウトを狙った強力なデッキがこの後に登場し、そのフィニッシャーとして活躍したジェイス。
【戦慄衆の指揮】はド派手なリアニメイト呪文!
4色戦慄衆の指揮というデッキが楽しすぎて沢山回した思い出のカード。
大量の復活は楽しい!
【世界を揺るがす者、ニッサ】は最後の最後までスタンダードで活躍したPW。
出た当時からずーーーっと活躍してる驚異の1枚。
ニッサの退場に嘆く人も多いことでしょう、イラストもインパクト大!
【時を解す者、テフェリー】もずーーーっと使われたPW。
相手の動きを阻害しつつ、自分には利益を!これが原因でテフェリー恐怖症になった人も多いとかなんとか・・・
完走間際に禁止になってしまったのも良い思い出。
【戦慄衆の将軍、リリアナ】のイラスト違い。
天野喜孝先生の超美麗イラストは灯争大戦の顔!
2019年7月:基本セット2020
キッカリした数字となった「基本セット2020」
このエキスパンションはチャンドラが主人公でした。
なんとチャンドラが3枚も収録!これまた新しい試みでチャンドラ好きとしては最高!
基本セットの中でもパワーの高いカードが多い印象でした。
【裏切りの工作員】暴れまくったコントロール奪取クリーチャー。
人間であることも災いして?禁止されてしまいました。
これを出されるとなかなかに心にくるものがあった・・・
【朽ちゆくレギサウルス】は驚異のパワーを持った恐竜。
攻撃的なデッキでよく採用されており、数多のプレイヤーを葬った1体。
3マナでこのパワーは今後もなかなかお目にかかれないかも!
【目覚めた猛火、チャンドラ】エキスパンションの顔となるチャンドラの1枚。
地味ながら相手にダメージをあたえるエンブレムや、カウンターされない特性で便利に使用された。
【夏の帳】2020の緑の代表カードはアンコモン!
使うと楽しいけど、使われると最悪なカードの代表。
強すぎて約4か月ほどで禁止になった最強候補のアンコモンか?
【隠された手、ケシス】前回のローテーション間際にケシスコンボという驚異のコンボデッキが登場。
一世風靡したあとにローテーションでスタンダードからはいなくなるが、再びパイオニアで使用されだして禁止に指定されました。
まとめ
今回はスタンダードにおけるローテーションを見てきました。
長いこと使用していたカードを使えなく悲しみもありますが、新しい環境へとガラリと変わる楽しさもあるローテーション。
新環境を楽しみに来たる新しい世界を心待ちにしましょう!
「ゼンディカーの夜明け」以降も様々な新商品が予定されているのでそちらも楽しみです。
・ストリクスヘイヴン、多元宇宙最高の名門大学!
・「ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ」をテーマとした初のマジックのセット『Adventures in the Forgotten Realms』。
名前を見ているだけでワクワクします!
まだまだ楽しみが尽きないMTG!
近々モバイル版も出るとアナウンされているので更なる熱気に包まれること間違いなし!
ローテーション後もMTG楽しんでいきましょう!
それではまた次回!