今回は、いつもと趣向を変えてチャンドラのプレインズウォーカーになるまでの紹介をしたいと思います。
幼いころのチャンドラのお話は、2015年に発売されたマジック・オリジンというエキスパンションで語られています。
このマジック・オリジンは「ギデオン」「ジェイス」「リリアナ」「チャンドラ」「ニッサ」の5人のプレインズウォーカーに焦点を当てたエキスパンションとなっています。
私が初めてマジックと触れ合ったのはこのマジック・オリジンからでした。
その為、とても思入れのあるエキスパンションとなっています。
今回は、その中の一人であるチャンドラのオリジンストーリーをダイジェストにして紹介をしたいと思います。
導入部分を漫画にもしてみましたので、マジックを始めたばかり、という方や小説気になっていたけどどこから読んでいいのやら…という方々がマジックのストーリーに興味を持っていただけるきっかけとなったら幸いです。
公式サイト
チャンドラの「オリジン」:炎の道理(2015年6月10日更新)
Doug Beyer / Tr. Mayuko Wakatsuki / TSV Yohei Mori
原文はこちら
ストーリーは所々割愛して紹介しておりますので、詳しく小説を読みたい方は公式サイトをご覧ください。
漫画
※ファンによる漫画のため、公式の意図と違う箇所がある可能性がありますが、ご了承ください。
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『チャンドラの「オリジン」:炎の道理』のあらすじ
チャンドラについて
アート:Chase Stone
チャンドラはカラデシュのギラプール出身。
カラデシュは緻密な機械が都市全体に溢れる次元。
アート:Tyler Jacobson
そこでチャンドラの両親、そのまたさらに両親、また祖先も発明者として働いていた。
彼女もまた発明者になるかと思われたが、発明はチャンドラの得意分野ではなかった。
幼い頃から忍耐力がなかったチャンドラは、発明をしているうちに耐えられず拳を放っていたようだ。
それが自分の欠点であると気付いていたチャンドラは、別の職業である芸術家を目指すことにした。
だがそれもまた喧嘩っ早い性格が仇となり、叶わなかった。
そのような欠点があるチャンドラであったが、珍しい能力も持っていた。
機械で溢れるこの世界で、その動力源である神秘的霊気を供給するという能力を持っていた。
霊気の供給は領事によって厳しく管理されていたが、チャンドラの両親は霊気を手にする方法を知っていた。
そして、両親はその霊気を必要とする人たちに供給していた。
チャンドラは霊気を送り届けるという大事な任務を行うことに
当時11歳のチャンドラは今日、両親から大事な任務を言い渡される。
この霊気を誰にも知られずにパースリー夫人に送り届けるという任務だ。
両親に見送られ、チャンドラは街へ飛び出した。
学校の制服に着替え、小路をかけていく。
制限区域を進んでいたところ、チャンドラは兵士に声をかけられる。
学校に遅刻するから通してほしいと言うが兵士は納得してくれない。
「何か不当な物品を運んでいるのか?」と霊気が入った鞄を疑われ、穏便に事を終わらせることができず兵士に拳を叩きつけることに。
兵士数人との争いが始まったところで、バラル隊長が現れた。
バラル隊長は、頑丈で威厳があり端正な顔立ちをしていた。
その隊長に見下ろされ「鞄を下ろして渡せ」と強く言われたチャンドラ。
冷徹に浴びせられる言葉、肩に触れられた不快な手の感触。
チャンドラは身を震わせ、憤怒を彼に見舞わせたいと感じた。
チャンドラの能力が開花する
そこでチャンドラも思いもよらぬ能力を手にする。
強烈な熱が皮膚を通り、両手が輝き炎に巻き込まれた。
アート:Eric Deschamps
チャンドラは激しく手を払ったが、炎は消えない。
だが、痛みもなかった。
兵士の前にその手を掲げ、炎の弧を作り出した。
兵士が後ずさったところで、チャンドラは彼らを振り抜き目的の場所に走り去った。
追われる身となるチャンドラ
走り去った彼女を追うため、バラル隊長は『つむじ風』と呼ばれる機体にチャンドラを追尾させることに。
アート:Svetlin Velinov
チャンドラは急ぎ、目的の場所に急いだ。
彼女は領事の自動機械を大量生産する鋳造所へと辿り着いた。
さらに奥深く進もうとした時、霊気を渡すべきであるパースリー夫人と思わぬ場所で出会う。
追われている、と説明し『つむじ風』を指差すチャンドラ。
パースリー夫人はつむじ風をチャンドラから逸らすから、鋳造所の中に入り裏口から逃げてと指示をする。
抵抗もあったが、考える暇もなく鋳造所に入ることに。
アート:Johann Bodin
そこで至る所に横たわる人工生命機械が自ら起き上がり、チャンドラの元へ。
それに反応し、チャンドラの両手は熱を持ち始めた。
止めようとするが、溢れる炎は止まらない。
アート:Daarken
人型機械がチャンドラに手を伸ばすとともに、彼女は拳を叩きつけていた。
そして炎を爆発させ、構造物は吹き飛ばされ、缶の中の霊気も合わさり鋳造所は破壊されてしまった。
自宅へ戻り、チャンドラは両親にあったことを打ち明ける。
鋳造所を破壊したことを、両手から炎が出たことを。
私、変なんでしょ?と涙に震えるチャンドラだが、母は才能だ、紅蓮術士なのよとチャンドラを抱きしめる。
そして父は、霊気も、機械も必要なく特別な魔法が使える紅蓮術士は領事たちにとって脅威になる、と。
両親とともにギラプール市を出ることに
アート:Dan Scott
翌朝、朝早くチャンドラは両親に連れられ、荷馬車に乗りギラプール市を出ることに。
昨日の事件がきっかけで、ナラー家は追われる身に。
村を転々とした後、ナラー家はある村で匿ってもらえることになる。
そこでチャンドラは両手から炎を出すことの喜びを覚えるが、村の人々の生活を守るため父により炎の能力は制御されることに。
バラル隊長に居場所を知られ追い詰められる一家
アート:Daarken
そこから数日後、バラル隊長率いる兵士達がこの村に訪れた。
チャンドラは表へ出て、村の人たちには手を出さないでとバラル隊長に伝える。
しかし口論になり、兵士達はランタンを用いて村の屋根に火を付けた。
父はチャンドラを逃がすよう声を掛ける。
村のあらゆるところから炎が燃え上がり、ふと見ると足元には母のショールが黒く焦げて落ちていた。
ダガーを持ちチャンドラに迫るバラル隊長。
その時、父が現れ彼女を庇い、チャンドラの前へ。
アート:Jason A. Engle
降伏する、と伝えた父の腹部にバラル隊長はダガーを突き刺した。
チャンドラは涙を流し、父を抱きしめた。
手首につけられた手錠の音も感じることができなかった。
チャンドラは処刑されることに
アート:Lius Lasahido
チャンドラは、ギラプール市の広場に連れられ処刑をされることに。
両手から炎を呼び出そうとするも最初はそれも叶わなかったが、パースリー夫人との再会、バラル隊長からの言葉、この状況に彼女の紅蓮術士としての能力が爆発した。
アート:Eric Deschamps
手錠も溶け、全身が炎に包まれ、髪も白髪した炎となった。
両眼も赤く光る球となり、憤怒の絶叫を発し大きな炎の爆発を放った。
チャンドラはレガーサにプレインズウォークする
アート:Eric Deschamps
気付けば、チャンドラはレガーサにプレインズウォークをしていた。
そこで出会った修道院は彼女へと頷きかける。
「ようこそ、紅蓮術士さん。君を歓迎する」と。
まとめ
今回は、チャンドラのマジック・オリジンストーリーをダイジェストにて紹介いたしました。
ここから少しでもマジックのストーリーに興味を持っていただけたら幸いです。
私もまだまだストーリーを完全に読み切れていないので、小説を読み倒してこれからもマジックの世界観を楽しんでいこうと思います!
それでは、今回はこの辺で。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
また次回の記事でお会いしましょうー!