MTGアリーナでMTG人口が増加しているように感じるこの頃ですが。
不思議なものでMTGアリーナをやっていると紙のマジックの方にも興味が湧いてきて、MTGアリーナだけではなく、テーブルトップのマジックもやってみようと考える人がいることかと思います。
Trampleメンバーの「ありまろ」と「アレン」もテーブルトップのマジックでスタンダードやモダンに参入しようか考え中です・・・やはり紙で遊ぶのも最高!
そんなテーブルトップのマジックに参加するには初期投資がどのくらいあればデッキが組めるの?
と疑問になる方もいるかと思いますので(自分達が知りたいという理由もあり)今回テーブルトップのマジックを始める際にかかる費用を記事にしました。
※wisdom-guildからのトリム平均を参考にした価格になっています。
シミック・ネクサス
まず初めに直近の大型大会である「ミシックチャンピオンシップⅢ」で栄えある優勝を果たしたMatias Leveratto選手のシミック・ネクサスを見てみましょう。
デッキリスト&価格は以下の通り。
土地(26)
枚数 | カード名 | トリム平均(6月25日現在) | 合計 |
5 | 森 | – | – |
5 | 島 | – | – |
4 | 繁殖池 | 1,825 円 | 7,300円 |
4 | 内陸の湾港 | 728円 | 2,912円 |
3 | 爆発域 | 733円 | 2,199円 |
3 | 天才の記念像 | 31円 | 93円 |
1 | 総動員地区 | 133円 | 133円 |
1 | シミックのギルド門 | 21円 | 21円 |
土地合計:12,658円
インスタント・ソーサリー(21)
枚数 | カード名 | トリム平均(6月25日現在) | 合計 |
4 | 選択 | 54円 | 216円 |
4 | 成長のらせん | 47円 | 188円 |
4 | 根の罠 | 14円 | 56円 |
1 | 一瞬 | 27円 | 27円 |
1 | 無神経な放逐 | 21円 | 21円 |
3 | 薬術師の眼識 | 125円 | 375円 |
4 | 運命のきずな | 2,475円 | 9,900円 |
エンチャント(7)
枚数 | カード名 | トリム平均(6月25日現在) | 合計 |
3 | アズカンタの探索 | 2,133円 | 6,399円 |
4 | 荒野の再生 | 86円 | 344円 |
プレインズウォーカー(6)
枚数 | カード名 | トリム平均(6月25日現在) | 合計 |
2 | 覆いを割く者、ナーセット | 724円 | 1,448円 |
3 | 伝承の収集者、タミヨウ | 400円 | 1.200円 |
1 | 世界を揺るがす者、ニッサ | 1,231円 | 1,231円 |
呪文合計:21,405円
総合計:34,063円
サイドボード(15)
枚数 | カード名 | トリム平均(6月25日現在) | 合計 |
4 | 楽園のドルイド | 55円 | 220円 |
3 | 否認 | 31円 | 93円 |
2 | 繁茂の絆 | 33円 | 66円 |
2 | 押し潰す梢 | 16円 | 32円 |
3 | 生体性軟泥 | 742円 | 2,226円 |
1 | 世界を揺るがす者、ニッサ | 1,231円 | 1,231円 |
合計:3,868円
※灯争大戦のPWは日本人イラストレーターのイラストもあるためトリム平均が高めになっている可能性あり。
「シミック・ネクサス」は平均価格合計34,063円で作成することができます。
この価格で世界チャンピオンのデッキが作ることができるんですね。
ちなみに合計価格の約3分の1は土地の値段になっているので、土地をどう集めるかが非常に重要になりそうです。
ただ、土地は1度買うことで他のデッキでも使い回すことができるのも強みなのでそこは計画的にというころでしょうか。
リアルもマジックも土地は資産ということですね!
エスパーヒーロー
続いては同大会にて準優勝を飾ったBrad Nelson選手の「エスパーヒーロー」を見てみます。
デッキリスト&価格は以下の通り。
土地(26)
枚数 | カード名 | トリム平均(6月25日現在) | 合計 |
1 | 島 | – | – |
1 | 沼 | – | – |
4 | 水没した地下墓地 | 754円 | 3,016円 |
4 | 氷河の城砦 | 673円 | 2,692円 |
4 | 神無き祭殿 | 1,255円 | 5,020円 |
4 | 神聖なる泉 | 1,398円 | 5,592円 |
4 | 孤立した礼拝堂 | 510円 | 2,040円 |
4 | 湿った墓 | 2,260円 | 9,040円 |
土地合計:27,400円
クリーチャー(9)
枚数 | カード名 | トリム平均(6月25日現在) | 合計 |
4 | 第1管区の勇士 | 301円 | 1,204円 |
3 | 精鋭護衛魔道士 | 28円 | 84円 |
2 | 人質取り | 549円 | 1,098円 |
インスタント・ソーサリー(11)
枚数 | カード名 | トリム平均(6月25日現在) | 合計 |
4 | 思考消去 | 152円 | 608円 |
3 | 暴君の嘲笑 | 53円 | 159円 |
2 | 灯の燼滅 | 33円 | 66円 |
1 | 屈辱 | 46円 | 46円 |
1 | 戦慄衆の指揮 | 105円 | 105円 |
エンチャント(3)
枚数 | カード名 | トリム平均(6月25日現在) | 合計 |
3 | ケイヤの誓い | 72円 | 216円 |
プレインズウォーカー(11)
枚数 | カード名 | トリム平均(6月25日現在) | 合計 |
4 | 時を解す者、テフェリー | 2,384円 | 9,536円 |
3 | 覆いを割く者、ナーセット | 724円 | 2,172円 |
4 | ドミナリアの英雄、テフェリー | 5,480円 | 21,920円 |
呪文合計:37,214円
総合計:64,614円
サイドボード(15)
枚数 | カード名 | トリム平均(6月25日現在) | 合計 |
2 | 強迫 | 40円 | 80円 |
2 | ドビンの拒否権 | 122円 | 244円 |
2 | 古呪 | 210円 | 420円 |
1 | アルゲールの断血 | 73円 | 73円 |
1 | 灯の燼滅 | 33円 | 33円 |
2 | 肉儀場の叫び | 53円 | 106円 |
2 | ケイヤの怒り | 222円 | 444円 |
2 | 永遠神の投入 | 161円 | 322円 |
1 | 戦慄衆の指揮 | 105円 | 105円 |
合計:1,827円
「エスパーヒーロー」は平均価格合計64,614円で作成することができます。
「シミック・ネクサス」よりも大分高額になりましたが、原因はデッキが3色カラーというのが大きいかもしれません。
3色になると土地の価格が大分増えるので高額になりました。
また、最高額のレアである【 ドミナリアの英雄、テフェリー】が4枚採用されているのも高額の理由になります。
ただエスパー系は強い分人気もあり、「ミシックチャンピオンシップⅢ」では最大勢力となっていたので思い切って最初に強力なデッキを作り参入するのも1つだと思います。
赤単アグロ
最後に同大会トップ4入賞のShahar Shenhar選手の「赤単アグロ」の価格を見てみましょう。
デッキリスト&価格は以下の通り。
土地(20)
枚数 | カード名 | トリム平均(6月25日現在) | 合計 |
20 | 山 | – | – |
クリーチャー(19)
枚数 | カード名 | トリム平均(6月25日現在) | 合計 |
4 | ギトゥの溶岩走り | 36円 | 144円 |
3 | 狂信的扇動者 | 30円 | 90円 |
4 | 遁走する蒸気族 | 210円 | 840円 |
4 | ヴィーアシーノの紅蓮術師 | 48円 | 192円 |
4 | ゴブリンの鎖回し | 213円 | 852円 |
インスタント・ソーサリー(15)
枚数 | カード名 | トリム平均(6月25日現在) | 合計 |
4 | ショック | 36円 | 144円 |
4 | 稲妻の一撃 | 40円 | 160円 |
4 | 舞台照らし | 408円 | 1,632円 |
3 | 魔術師の稲妻 | 87円 | 261円 |
エンチャント(4)
枚数 | カード名 | トリム平均(6月25日現在) | 合計 |
4 | 実験の狂乱 | 287円 | 1,148円 |
プレインズウォーカー(2)
枚数 | カード名 | トリム平均(6月25日現在) | 合計 |
2 | 炎の職工、チャンドラ | 566円 | 1,132円 |
総合計:6,595円
サイドボード(15)
枚数 | カード名 | トリム平均(6月25日現在) | 合計 |
4 | 溶岩コイル | 148円 | 592円 |
3 | 凶兆艦隊の向こう見ず | 1,014円 | 3,042円 |
3 | 軍勢の戦親分 | 1,164円 | 3,492円 |
2 | 火による戦い | 43円 | 86円 |
2 | 無頼な扇動者、ティボルト | 66円 | 132円 |
1 | 炎の職工、チャンドラ | 566円 | 566円 |
合計:7,910円
結果はメインデッキは平均価格合計6,595円という他2つのデッキに比べてかなり安価で作成することができます。
というよりサイドボードのほうが価格が高いのがビックリでした。
「赤単アグロ」はまず土地にお金がかからないというのが一番のポイントになるかと思います。
また、チャレンジャーデッキという構築済みデッキ商品の「稲妻の猛攻」にほとんどのパーツが含まれているというのも安価の理由の1つになります。
手早く初めたいという方は「稲妻の猛攻」を購入するのも1つの手段かと思います。
まとめ
今回はテーブルトップのマジックでのデッキ費用についての記事になりました。
個人的にはデッキによってかなり差が出るのが面白いなぁという印象。
MTGアリーナだと全てのレアの価値が等しいので作りやすい反面、ニッチなカードというのを作ることに躊躇する場面もあります。
また、紙の場合は品が手に入るので後からいらなくなったカードはトレードするなり売るなりできるのが魅力的ですね。
スタンダードで遊ぶ場合の1つ注意点としては、今度の「基本セット2020」によってカードの価値の変化が起こる可能性があるということと、「基本セット2020」の次のエキスパンションがリリースされるタイミングで「基本セット2019」「イクサラン」「イクサランの相克」「ドミナリア」がスタンダード落ちで使用できなくなる点に注意すると良いです。
ただスタンダードで使用できなくなった場合も、モダンではローテーションが無いので安心して同じカードで遊ぶことができるのも魅力的!
今回参考に載せたデッキ以外のデッキも色々なデッキがあるので、テーブルトップのマジックに参入する際は色々なデッキを検討すると良いかと思います。
我々も今回の記事を参考にしてお財布と相談しつつ参戦を考慮したいと思います!
それではいつかテーブルトップのマジックでお会いしましょう!