MTGアリーナの3月ランクマッチも半分が過ぎましたがいかがお過ごしでしょうか。
アリーナでは相変わらず単色デッキが猛威を振るっているイメージがあります。
白ウィニー・青単テンポ・赤単・緑ストンピィ等単色といっても各色毎にデッキが存在します。
今回はそんな単色デッキの中から2月22-24日に行われましたミシックチャンピオンシップ・クリーブランド2019優勝デッキである「青単テンポ」を紹介したいと思います。
デッキ紹介
ミシックチャンピオンシップ・クリーブランド2019
Autumn Burchett「青単テンポ」
デッキ内容は以下の通りです。(日本語のみ表記)
19 島
4 執着的探訪

各カードの解説
アタッカー
相手のライフを削る役目のあるクリーチャー達。
【プテラマンダー】1マナの飛行持ちクリーチャー。順応で5/5というフィニッシャー級のサイズに成長する。墓地のインスタントかソーサリーの枚数分順応コストが軽くなるので、このデッキだと軽めに巨大なクリーチャーにできるのが特徴。
【霧まといの川守り】1マナのブロックされないクリーチャー。1マナのクリーチャーの9枚目であり【執着的探訪
】を付けるのにベストな1枚。
【大嵐のジン】デッキのフィニッシャー。3マナという軽さとデッキに土地は島のみなので巨大なサイズに成長する頼りになる1枚。このクリーチャーをいかに守れるかがデッキのカギになってくる。
防御、妨害カード
自分の大事なクリーチャーや呪文を守る重要なカード。
【セイレーンの嵐鎮め】1マナ飛行と【執着的探訪
】を付けやすく、自身を犠牲に仲間を呪文や能力から守れる優秀なクリーチャー。
【マーフォークのペテン師】使い道が多い器用なクリーチャー。相手にアタックをさせないためにタップ目的で出してもよし、相手のアタックを瞬速で守っても良し、相手のクリーチャーの能力を消しつつ迎撃してもよし、相手のクリーチャーをタップして攻撃を通すのもよし!
使い道が多い分慣れるまで難しいカード。パワーが2あるので出た後はアタッカーとしても仕事をしてくれるのが嬉しい。
【潜水】1マナで対象の味方を守れる優秀な呪文。タフネスが上がるのでコンバットトリックとしても使用できる。手札にあると安心感が持てるカード。
【呪文貫き】1マナのカウンター呪文。クリーチャー以外が対象だが、相手の除去から身を守ったり、相手のプレインズウォーカーやエンチャントをカウンターできるのが優秀。1マナを起こして置き【潜水
】かどちらかを撃てるようにしておきたい。
【本質の把捉】クリーチャーのみ対象にできるカウンター呪文。相手の嫌なクリーチャーを消しつつ自軍を強化できるのが優秀。できればカウンターを乗せれるクリーチャーを展開しておきたい。
【否認】クリーチャー以外が対象の確定カウンター。弱点である全体除去等に対しての確実な回答として持っておきたいカード。
【魔術師の反駁】ウィザードをコントロールしていると唱えやすい確定カウンターになる優秀な呪文。デッキ内のウィザードは8枚なので唱えるタイミングに気を付けたいカード。
【幻惑の旋律】相手のクリーチャーを奪える呪文。相手のブロッカーを除去しつつ、こちらの戦力を増やせるのが優秀。その分マナコストが重いので注意。
4マナ→2マナのクリーチャーを奪える
5マナ→3マナのクリーチャーを奪える
ドローカード
デッキを回すための潤滑油になるカード。多めにドローが出来ればその分勝率に直結する。
【執着的探訪】このデッキのキーカードの1枚。1ターン目にクリーチャーを唱え、2ターン目に妨害呪文を構えつつエンチャント出来れば一気に勝利に近づくカード。+1/+1とサイズが上がるのも優秀。
【選択】1マナのドロー呪文。デッキを最大2枚掘れるのでその時に必要なカードを探す確率が少し高い。
【航路の作成】2マナのドロー呪文。攻撃をしていれば2マナ2ドローと破格の性能を発揮する優秀なカード。
デッキの解説
「青単テンポ」は攻撃クリーチャーを展開して、各種防御、妨害呪文で守りながら戦うスタイルとなっています。
理想的な動きは1マナクリーチャー → 【呪文貫き】か【潜水
】を構えつつ【執着的探訪
】装着 → 攻撃しつつ手札を補充していく → 補充したカードでクリーチャーを守りつつ相手のライフを削り取る → 勝利!
デッキの動きは非常に単純になっていますが、カウンター呪文で何をカウンターすればよいかの判断と相手のライフを削る計算が必要になるので、相手のデッキの予測をある程度立てれるようになると戦うのが楽しくなるデッキとなっています。
MTGを始めたばかりでいきなりこのデッキを使う場合は最初は勝ちづらいと思いますが、デッキの動きになれ、デッキを知っていくと勝てるようになる楽しいデッキだと思います。
プレイの際は下記のような点に気をつけると良いです。
デッキの動きのコツ
● クリーチャーを沢山展開する必要のないデッキなので、土地をフルタップしてクリーチャー展開をしない。
● 3マナギリギリで優秀なフィニッシャーの【大嵐のジン】を何も考えずに出さない。(相手のデッキ次第で出すか出さないかを判断する)
● 【潜水】では全体除去からは守れないので全体除去が出てきそうなターンは【呪文貫き
】等のカウンターを構える。
● 【マーフォークのペテン師】は色々な動きができるので、使うタイミングを考える(相手のブロッカー排除、ドレイク等のクリーチャー能力を無効化してアタックを止める、アタッカーとして召喚等々)
デッキを使用した動画
紹介デッキを使用した対戦動画もアップしていますのでご覧ください。
サイドボード
BO3で使用するサイドボードプランも大まかにですが解説したいと思います。
対コントロール
【否認】コントロールが唱える呪文を軒並みカウンターできる優秀なカード。
【軽蔑的な一撃】中盤以降のカードをカウンターできるようになる強力なカード。
【狡猾な漂流者、ジェイス】あまり見かけないカード。+1のルーティング能力によって必要なカードを探しやすく、-2でクリーチャーを生み出せるのが強力なプレインズウォーカー。
対ミッドレンジ
【氷結】相手のクリーチャーを無効化するエンチャント。こちらのクリーチャーは飛行が基本なのでブロックされる心配もない実質除去呪文として機能してくれる。
【軽蔑的な一撃】中盤以降のカードをカウンターできるようになる強力なカード。
【本質の把捉】相手の優秀なクリーチャーをカウンターしつつ強化できるのがマッチしているカード。
【幻惑の旋律】相手のデッキ次第で入るカード。スゥルタイミッドレンジの【ハイドロイド混成体
】を奪えると嬉しい。
対アグロ
【波濤牝馬】緑相手にはもちろん、相手の火力で焼かれにくいタフネスなのでアグロ系に対しても強いクリーチャー。
【氷結】相手のクリーチャーを無効化するエンチャント。こちらのクリーチャーは飛行が基本なのでブロックされる心配もない実質除去呪文として機能してくれる。
【幻惑の旋律】相手の軽いクリーチャーを奪い、相手のクリーチャーと相打ちさせたりと1対2交換が取りやすい呪文。青単ミラーの場合は【大嵐のジン
】を奪いたい。
【本質の把捉】単色相手の場合は【ゴブリンの鎖回し
】等出たらやばいクリーチャーのカウンター用に。
【島】は土地が普段より必要になる場合に追加する。カウンター合戦がしたいコントロールや【幻惑の旋律】で奪いやすくなるミッドレンジ等々
サイドボードは上記に大まかに記載しましたが、対アグロでも相手のデッキによって入るカードは変わるので相手のデッキに合わせて選択をしていくことが大事になってきます。
あとは沢山数をこなして、抜くカードや入れるカードをいろいろ試すことをおすすめします。
デッキを作るのにかかる資産
青単テンポは必要なレアが少ないのも特徴のデッキです。
非常に安い!
特に土地が基本地形のみで良いというのが大きいですね。
そんな青単テンポをMTGアリーナで作る場合に必要な資産を別記事に書いてありますので併せてご覧ください。
※メインデッキのみの記載となっています。
→【MTGアリーナ】どのパックを買っていいか分からない!そんな方必見!最新デッキから見たスタンダードオススメパック
まとめ
今回はミシックチャンピオンシップ・クリーブランド2019優勝デッキの「青単テンポ」の記事になりました。
最近のMTGアリーナで良く当たることが増えたデッキの1つだと思います。
クリーチャー1体1体で見ると強力ではないですが、デッキ全体のパワーとしてはかなりの強さがある非常に使いがいのあるデッキとなっています。
また作る費用もあまりかからないのもこのデッキの嬉しいポイントとなっています。
その分強い動きをするのにはデッキへの理解度がかなり必要になりますが、慣れてくると相手に合わせて動くのが楽しくなってくるデッキなのでこのデッキが気に入った場合は少しづつカードを集めて是非完成させてみてください。
今回のデッキはミシックチャンピオンシップ用に用意されたのデッキなので、その時々に合わせて思い思いの変更をするのも良いと思います。
是非いろいろなカードを試してください!
それではミシックチャンピオンシップの優勝デッキを使用して腕を上げていきましょう!!
インポート用データをダウンロード
以下にインポート用のテキストを掲載してあります。