デッキを作る上で必要になってくる土地。
しかし土地を何枚入れれば良いのか・・・初心者のうちはよく分からないのではないかと思います。
実際私も割と勘で土地を入れる時もあり反省するばかりです。
今回はMTGで大切な土地。
その土地をデッキ構築する際に、どういう考え方で採用すれば良いのかを解説したいと思います。
今からデッキを作ろうとしている初心者の方は是非参考にしてみてください。
そしてなんとなく分かっている!という方は、土地の考え方に役立つリンクも最後に載せていますのでご覧ください。
まずはデッキから生み出せる色を意識しよう
MTGは土地から出るマナを使い、呪文を唱えて戦うカードゲームです。
そういったゲームシステム上、土地は非常に大事なカードになってきます。
まずは土地の種類から知っていきましょう!
土地には基本土地と呼ばれる1色のマナを生み出すカードと、いろいろな能力を持つ土地や、2色以上出せる土地が存在します。
スタンダードでいうと【ギルド魔道士の広場】といったものや【聖なる鋳造所
】といったカードが存在します。
このような特殊地形と基本土地を組み合わせてデッキを作っていくわけです。
土地を入れる場合、デッキに土地を24枚入れられるとして基本土地【島】【森】が12枚ずつの場合。
デッキには青:12・緑:12分の土地が入っています。
それでは基本土地のみではなく、【森】【島】が6枚ずつ、【繁殖池】4枚、【内陸の湾港
】4枚、【シミックのギルド門
】4枚入っていた場合。
デッキには緑:18・青:18分の土地が入っていることになります。
土地の総数は変わっていないのに生み出せるマナの数が大幅に変わりました。
こういった土地によって色事故というのを減らすことができます。
まずはデッキから最大色がどれ程生み出せるかを気にするのが大事になってきます!
適切なマナベースを作れるように意識しよう
上記の土地から出せる色を意識したところで、次は何枚色が出る土地を入れればいいのか問題が浮上してきます。
何枚入れると何%で手札に来るかという数学的な話は一切無しにして、覚えておくと役に立つ枚数だけ考えると。
シングルシンボルの場合
1ターン目に来てほしい色は14枚必要
2ターン目に来てほしい色は12枚必要
3ターン目に来てほしい色は9枚必要
ダブルシンボルの場合
2ターン目に揃ってほしい場合は18枚必要
3ターン目に揃ってほしい場合は16枚必要
4ターン目に揃ってほしい場合は15枚必要
トリプルシンボルの場合
3ターン目に揃ってほしい場合は23枚必要
4ターン目に揃ってほしい場合は21枚必要
5ターン目に揃ってほしい場合は19枚必要
となっています。
ゴルガリミッドレンジの土地の配分は…?
これをふまえて前環境のトップメタだったゴルガリミッドレンジを見てみましょう。
グランプリ・静岡2018・優勝デッキ参照
上記マナベースを見てみると
緑:16・黒:16出すことができます。
ゴルガリミッドレンジの動きとしては
1ターン目に出せれば【ラノワールのエルフ】
2ターン目には【マーフォークの枝渡り】【野茂み歩き
】(※【ラノワールのエルフ
】が出なかった場合)
3ターン目にダブルシンボルの【翡翠光のレインジャー】という動きになります。
3ターン目にダブルシンボルが揃う期待値枚数は16枚なので十分足りているマナベースになります。
※【森林の墓地】のようなチェックランド(タップインの可能性がある土地)があるので1ターン目に緑が出せる可能性は少し下がります。
こういったように何ターン目に何色が何枚必要かを覚えておくことで、デッキ構築の時の土地枚数を割り出すことができます。
デッキから色が何枚出せるかをしっかり考えて、デッキを作るとバランスが良いマナベースを確保することができます。
マナの必要枚数について詳しく紹介しているサイトがありますのでご紹介します。
●晴れる屋
→超簡単にマナベース計算できちゃう早見表を作ってみた
2色デッキと3色デッキの違い
2色デッキは上記のようなマナベースで多少余裕があったと思いますが。
これが3色になるともっと土地の配分がシビアになっていきます。
ここではジェスカイコントロールのマナベースを参考に見ていきましょう。
ジェスカイコントロールの土地の配分は…?
グランプリ・静岡2018・トップ8デッキ参照
上記マナベースを見てみると
白:12・青:18・赤:16出すことができます。
青、赤に比べて白の出る色の数が少なくなっているのが分かると思います。
【硫黄の滝】のようなチェックランド(タップインの可能性がある土地)もありますが、基本的には1ターン目からどんどん攻めるデッキではないので序盤の事故はそこまで問題にならないかと思います。
このデッキでは赤単のような早いデッキに対応するために3ターン目に【轟音のクラリオン】を唱えたいので3ターン目に必要な色を揃えたい場合は9枚入っていればいいので十分なマナベースになっています。
また青と赤の比率が高いのはクリーチャーに【弾けるドレイク】【パルン、ニヴ=ミゼット
】といったマナ拘束の思いクリーチャーを採用しているからという理由があります。
白は12枚しかないので【浄化の輝き】のようなダブルシンボルはすぐには唱えるのが難しいかもしれません。
ただデッキに1枚なのでそこまで問題にはならないゲームが多いと思います。
このように3色だと選択するカード、特にマナのシンボルに注目してデッキを組まないといけなくなるので注意が必要です。
3色デッキは対応できる幅も広がりますが、その分マナベースがきつくなるという弱点もあるので気を付けたいですね。
まとめ
今回はデッキに入れる土地についての考え方を紹介してきました。
●各土地を何枚入れたらいいかを考えよう!
●3色デッキは入れる呪文の選別をしっかりしよう!
以上を踏まえて、今までなんとなくで土地を入れていた場合は少しだけ考えてみると土地の回りが良くなるかもしれません。
土地の問題は昔からMTGではいろんな理論があって面白いです。
いろいろな記事も参考になるので、気になった方はぜひ色々と調べてみても良いかと思います。
MTGと土地は切っても切れない関係なのでしっかりと付き合っていきましょう!
目指せ土地事故知らずのデッキ!!
お役立ちリンク集
今回はデッキ作成の初歩の記事を書きましたが。
上記の初歩を覚えてさらにマナベースについてしっかり勉強したい場合に、非常にありがたいサイト様が多くありますので紹介したいと思います。
●晴れる屋
→超簡単にマナベース計算できちゃう早見表を作ってみた
マナベースの早見表や入れる枚数をしっかり考察している非常に助かっているサイト様
●MTG公式
→マナベースを作り上げよう
デッキ構築の時の土地の考え方を説明しているサイト様
●STUDY HALL OF M:TG
→マナベースの目安計算機
マナベースの早見表の計算機を作ってくれている凄くありがたいサイト様
●MTGブログ|三度の飯よりギャザが好き!(サンメシ)
→正しい土地の数を数学的に検証!もうマリガンもマナフラッドも怖くない。
マリガンについてのキープ基準のデータを出してくれているサイト様