先日MTGのプロリーグ(MPL)の最初のメンバー32名が発表されました。
日本人プレイヤーも4人選出されていたので、今後のMPLが非常に楽しみです!
そのMPLですが毎週「MTGアリーナ」で試合をしていくようです。
現在のMTGアリーナのランクマッチはシングルマッチ(BO1)になっていますので、もしかしたらMPLもシングルマッチの可能性があるのではないでしょうか。
今後の試合のシステム等は追ってアナウンスがあるかと思いますが、今回はシングルマッチと3セットマッチ(BO3)との違いとMTGアリーナのランクマッチでよく見そうなデッキを紹介したいと思います。
MTGの試合マッチ数
MTGの競技イベントは基本的にBO3の勝負になっています。
※BO3とはBest of 3 の略で3回勝負で先に2勝したら勝ちというルールです。
MTGアリーナのランクマッチはBO1の勝負になっています。
※BO1とはBest of 1 の略で1回勝負で先に1勝したら勝ちというルールです。
MTGの特徴となるルールである、デッキの他に15枚のサイドボードというものが使えるか使えないかというところが非常に大きい違いになります。
サイドボードというのは試合と試合の間にサイドボードとメインデッキのカードを入れ替えてデッキをカスタムすることが出来るというものです。
「MTGでデッキを構築する場合は75枚で考える」とも言われるほどに大事な15枚で、メインボードが不利なデッキに対しての対策をして続く2本目から戦うことができます。
サイドボードの存在のおかげで、色々なデッキにある程度は対応することができます。
MTGアリーナではランマッチはBO1なのでこのサイドボードを使うことができません。
その代わりの利点として試合のスピードが速いので、ランクを回すのが早くなる部分と、資産が15枚分必要ない、メインで勝てる相性さの相手にはかなりの確率で勝てるという点が上げられます。
とくにランクマッチで最後の「Mythic」まで到達するにはBO1じゃないと時間的に難しい人が増えるという側面もあるかもしれません。
ただその分メインボードでは明確なデッキの相性が出ますので、よりメタを読む力が必要になります。
BO1はフリーマッチでデッキを試したりする場合に使うことが多いかと思いますが、これがランクマッチになるということはそれなりに対策カードもどこかに入れないといけなくなるかもしれません。
例えばゴルガリが流行っていたらメインから【トカートリの儀仗兵】をいれたり、アグロが流行っているのなら【焦熱の連続砲撃
】をメインから入れる構築にする等ですね。
いままでの競技MTGのBO3とは違った構築が必要になりそう!
メタデッキと対応するカード
MTGアリーナのランクマッチを駆け上がるために、メタデッキとそれに対応できるカードを見ていきましょう。
ゴルガリ・ミッドレンジ
まずは環境トップにいる「ゴルガリ・ミッドレンジ」安定性あり、決定力あり、除去ありとなんでもござれのトップデッキ。
メインから強いのでやはりBO1でも流行そう!
ゴルガリ・ミッドレンジにはETB能力(戦場に出たときに誘発する能力)が多く入っているので【トカートリの儀仗兵】は役に立ちます。
ただ他のデッキに対しては【弾けるドレイク】のドローを止められるくらいなので、メインから入れていくには対応できるデッキが少ないので環境の流行次第になりそう。
あとは同型にも強い【最古再誕】【殺戮の暴君
】が増えてるゴルガリ・ミッドレンジも出てくるかもしれません。
イゼット・ドレイク
これまた人気のあるデッキのイゼット・ドレイク、タフネス4のドレイクが除去し辛い上に、攻撃力も規格外になりがち!
【溶岩コイル】はすでにメインから入っているデッキは多いですが、タフネス4の【弾けるドレイク
】も倒せる上に1つ大きくなった【野茂み歩き
】も、復活する【弧光のフェニックス
】にも有効なのでさらに見ることになりそう。
【イクサランの束縛】は相手のクリーチャーの種類が少ないので上手く決まれば相手の攻撃の手段をシャットダウンすることができます。
赤単アグロ、白ウィニー、青単テンポ、青緑マーフォーク
素早い攻撃で相手をアタックし続ける攻撃的なデッキ達、早めに攻撃や展開をされていくので1ターン追いつけないと大変なことになることが多い
【轟音のクラリオン】【焦熱の連続砲撃
】【煤の儀式
】全体除去は非常に大事になってきそうです。
こういった早く駆け上がるランクマッチは試合時間の早いアグロ系が一定数いることが多いので、そのデッキに対応できる全体除去は重要になってきそうです。
青緑マーフォークはMTGアリーナ独特のメタですが、それなりにいるイメージです。
ジェスカイ・コントロール
コントロールでは人気のあるジェスカイ・コントロール、カウンター、除去、PWと倒すのが遅くなると盤石な盤面を作るコントロール
【殺戮の暴君】【パルン、ニヴ=ミゼット
】【アダントの先兵
】これらカウンターされない、除去されにくいクリーチャーはコントロール相手にはかなり厄介な動きをすることができます。
カウンターを無効にして一方的に攻撃しましょう!
ただし【残骸の漂着】には要注意!
ここに載せたデッキは以前メインで気を付けることを書いた記事もありますので併せてご覧ください。
→初心者脱出のポイント!メタ上位デッキとの戦い方まとめ
まとめ
今回はBO1とBO3の違いについて書きましたが、どちらも楽しいので今後どうなっていくのかが楽しみです。
MTGアリーナのランクマッチはBO1で始まっているので、メタデッキに対応するためにメインボードを少しいじるデッキがいいのか、それともそのままでいくのか。
なかなか難しい判断が必要になってくるかもしれませんが、MTGアリーナ独特のデッキリストやメタが出てくると面白いなと思います!
また今後のミシック・イベント等もどういった試合形式になるかも気になるところなのでまだまだ公式の続報を待ちましょう!
それではMTGアリーナのランクマッチを駆け上がっていきましょう!