先週末にGP静岡がありましたがご覧になりましたか?
自分は朝からずっと公式生放送に張り付いて楽しんでいました!!
そして気になるのはGPでのメタゲーム!
その前の大きな大会だったプロツアー『ラヴニカのギルド』では白系のデッキが勝者でした。
→MTG『プロツアーラヴニカのギルド』でみるメタゲーム/デッキ分布情報など
メタゲームの移り変わりの激しいスタンダード環境、今回の結果は以下のようになりました。
GP静岡・優勝・準優勝
優勝:中島 篤史 「ゴルガリ・ミッドレンジ」
準優勝:夏目 拓哉 「セレズニア・トークン」
GP静岡では中島さんが操るゴルガリ・ミッドレンジが優勝しました!
プロツアーではトップ8に入っていなかったゴルガリ・ミッドレンジの再浮上です
決勝戦は素晴らしく熱い戦いで面白かったので是非ご覧ください!
それでは他のデッキを見ながらGP静岡のスタンダードメタゲームを見ていきましょう。
GP静岡TOP8デッキ
予選通過順位 | 選手名 | デッキ名 |
1位 | 中島 篤史 | 「ゴルガリ・ミッドレンジ」 |
2位 | 斉田 逸寛 | 「ジェスカイ・コントロール」 |
3位 | 夏目 拓哉 | 「セレズニア・トークン」 |
4位 | 塗木 博章 | 「セレズニア・トークン」 |
5位 | 嶋崎 椋太 | 「ゴルガリ・ミッドレンジ」 |
6位 | 横田 一弥 | 「ゴルガリ・ミッドレンジ」 |
7位 | 棚橋 雅康 | 「ゴルガリ・ミッドレンジ」 |
8位 | 青木 義次 | 「ボロス・アグロ」 |
トップ8デッキ分布以下のようになっています。
「セレズニア・トークン」:2人
「ジェスカイ・コントロール」:1人
「ボロス・アグロ」:1人
「ゴルガリ・ミッドレンジ」が半数をしめる結果になりました。
デッキ自体の安定感もありパワーもあるので、今後もメタの上位に安定して入ってきそうです!
「セレズニア・トークン」はプロツアーでも成績を残しているデッキでしたが、今回は更に調整されて準優勝を手にしました!
「ジェスカイ・コントロール」 「ボロス・アグロ」は共にメタゲームでも上位にいてデッキパワーが認められていたデッキです。
それではTOP8以外のデッキ分布はどうなっているでしょうか。
GP静岡メタゲーム
ここからは初日7勝1敗ラインのデッキ分布をみてみましょう。
※公式サイト参考
デッキ系統 | 使用人数 |
ゴルガリ系 | 30人 |
イゼット系 | 18人 |
ジェスカイ系 | 14人 |
白系(ボロス含) | 12人 |
赤単系 | 10人 |
セレズニア系 | 10人 |
ディミーア系 | 7人 |
と上記のようになっていたそうです。
白系以下はほぼ差が無いくらいの環境ですね。
ゴルガリ系は全体の数も多いはずなので一番勝ち残っているのではないでしょうか。
ゴルガリ系
ゴルガリ系は強力なクリーチャーから除去までしっかり揃っているので、安定感のあるデッキです。
その安定感からか非常に高い人気を誇っていますね。
序盤は探検で優秀なクリーチャーを展開して、最後は【破滅を囁くもの】や【殺戮の暴君
】で押しつぶすのが強力です。
【野茂み歩き】で回復もでき、全体除去も入っているのでウィニー系にも強く、隙がないですね!
今後もトップメタを走り続けるのではないでしょうか。
イゼット系
イゼット系はどんどん愛好者が増えてきているデッキです。
【弧光のフェニックス】はモダンでも使われているモダン級クリーチャーなので非常に強力ですね!
他にも最強格のドラゴンである【パルン、ニヴ=ミゼット】やプレインズウォーカーの【イゼット副長、ラル
】等もあるのでコントロール的に動く事も可能で、柔軟な戦い方ができるのも特徴です。
あとは単純に【奇怪なドレイク】【弾けるドレイク
】のパワーが大きいので押し勝つこともできるので、強力な制空権を持っています。
公式サイトによると、今回はイゼット・ドラゴンという【火の血脈、サルカン】【厄介なドラゴン
】を使用したデッキも高い勝率だったそうです!
なんと面白そうなデッキ!これは是非作ってみたい!!
ジェスカイ系
ジェスカイ系も安定してコントロールの中で人気があります。
やはり【ドミナリアの英雄、テフェリー】【パルン、ニヴ=ミゼット
】が強力なのがその理由かもしれません。
今回はコントロールだけではなく放送の中でジェスカイ・ドレイクというデッキもよく見ることがありました。
【轟音のクラリオン】と【奇怪なドレイク
】【弾けるドレイク
】の相性がよく、アグロ系にかなり強くなる構成です。
今後はジェスカイ・ドレイクもメタに上がってくるのではないかと思います。
『ラヴニカの献身』が発売され2色土地の追加後には安定感が増して、更に強くなる可能性があるので今後にも期待が持てるデッキです。
白系(ボロス含)
白系のデッキは今回はいつもより少ないイメージです。
非常に攻撃的な安定感のあるデッキですが、プロツアーで結果を残したこともあり対策を以前よりもしっかりされているのが原因になっているかと思います。
ただそれでも結構な数がいるでデッキパワーが凄いということが分かります。
除去耐性と攻撃を兼ね備えた【軍勢の切先、タージク】やカードパワーの高い【正義の模範、オレリア
】を採用したミッドレンジ型も強力で今後も見ることが多そうなデッキタイプです。
赤単系
環境初期から長らく存在する赤単アグロ、相変わらず素早く相手をノックアウトすることができるも、少しずつ対策も出回ってきて以前よりは姿が見えなくなってきました。
それ以外の赤単では【厄介なドラゴン】【再燃するフェニックス
】を使用しているビッグレッドが他の大会などでも少しずつ見るようになり存在感を増してきました。
セレズニア系
今回のトップ8にも2人進出しているセレズニア系
以前のプロツアーでも勝率が高めで増えてきそうなデッキでした。
【不和のトロスターニ】【大集団の行進
】で出てくるトークンが絆魂を持っているのでライフ回復もでき、一気に戦場に展開できるのも大きなプレッシャーになっています。
GP静岡の放送を見ているとプレインズウォーカーの【暴君への敵対者、アジャニ】もかなり活躍していました。
今後も人気が増えそうなデッキの1つかと思います。
ディミーア系
青黒はカウンターあり、除去あり、手札破壊ありとコントロールとしての性能が非常に高い色です。
特に【黄金の死】は【アダントの先兵
】にも対応できる優秀な全体除去なのが良いところ。
優秀な手札破壊の【思考消去】を使用できるため、相手の脅威を事前に取り除けます。
次のターンの行動を予測しやすくなるのも大きな利点となります。
ディミーアは3色目で赤が足されたグリクシスや白が足されたエスパーもあり、より強いフィニッシャーを足されているデッキも作られていますので多様性の高い組み合わせになっています。
グリクシスコントロールは他記事にもありますので、併せてご覧ください。
→【デッキ紹介】相手の全てをシャットアウト!【グリクシスコントロール】
まとめ
以前から環境トップにいるゴルガリミッドレンジはまだまだトップに立ち続ける事になりそう!
その後に続くイゼット系も上位を走り続けそうです。
『ラヴニカのギルド』が発売されてから約2ヶ月経ち、すでに環境が固まってきた感じがします。
今後は今あるデッキがさらにアップデートされていくのか、まだまだ知られていない強デッキが出てくるのか今後の動向が楽しみです!
MTGアリーナ目線では、現状ですでにゴルガリミッドレンジとイゼット・ドレイクが多いですが、今後もその2つが増えて行くでしょう。
あとはMTGアリーナ特有の青緑マーフォークデッキもそこそこ見る気がします。
MTGとMTGアリーナのメタの違いも見ていると面白いですね!
今後もメタゲームを見ながら勝つためのデッキ構築をしていきましょう!
それではまた次回!