MTGをやっているとクリーチャーに様々なタイプが存在しているのが分かると思いますが、このタイプってどんなのがいるの?と気になる方もいるのではないでしょうか。
クリーチャーのイラストが好きで、設定画も好きな私は毎回新しい種族が出るたびに楽しんでいますが、そんなMTGの違った楽しみにを広げるべく今回はMTG登場する種族を何種か紹介したいと思います。
クリーチャー・タイプって何種類いるの?
さてさてまず初めに現在MTGにクリーチャー・タイプは何種類いるのでしょうか。
……
………答えは241種類だそうです!
多い!
まさかこんなにいるとは・・・(´∀`;)
正直想像よりも大分多かったです。
この中から人気のある、よく見るクリーチャー・タイプを紹介していきます。
クリーチャーの種族紹介「ゴブリン」
過去カードから見るゴブリンについて
まずクリーチャー・タイプ紹介の記念すべき1番目として『ゴブリン』を紹介したいと思います!
ファンタジーでは大人気のモンスターのゴブリンですが、MTGでは主に赤のクリーチャーとして登場することが多いです。
登場時期は古くMTGの最初期から登場していて、オンスロートというエキスパンションで部族がフューチャーされた時にも登場しました。
その後も登場頻度が高くほぼ必ずMTGでは見かける存在になっています。
ゴブリンは登場するエキスパンションで呼ばれ方が違う場合もあり、「モグ」や「ボガート」などと呼ばれることもありますね!
また、次元によっては姿が違うゴブリンも存在していて
タルキール次元だと体毛が生えている【マルドゥの斥候】
イクサラン次元では白いサルのような姿をしている【かき回すゴブリン】
等がいます、次元によって進化の仕方が違うんですねー!
ゴブリンのMTG上での性格はカードからも分かるようにあまり後先考えないようです。
【ゴブリンの手投げ弾】
ゴブリンの中でも有名なキャラクター
そんなゴブリンもストーリーでは重要なキャラクターで登場することもあります。
一番有名なゴブリンは、ウェザーライト・サーガや最近だとドミナリアでも登場した【不死身、スクイー】でしょうか。
頭がよく好奇心、悪戯心たっぷりのトラブルメーカーのゴブリンですが、敵に改造されて死んでも生き返る体になったり、登場したときは船の乗組員なのが後のストーリーでは太守という重要な地位に就いたりとなかなか破天荒な生きかたをしています。
【ゴブリンの太守スクイー】
ちなみに【スクイーのオモチャ】という20年ほど前のカードが、最近のドミナリアで復活した【不死身、スクイー
】のイラストでも持っているところを描かれているのがなんとも感慨深い、昔のストーリーをイラストに反映させてくれるのは嬉しいですね!
なんとかしてスタンダードで【不死身、スクイー】を使いたいなぁ・・・
有名なゴブリンカード
最後に今までの中で代表的なゴブリンを3枚紹介したいと思います。
【モグの狂信者】
生贄に捧げて1点を飛ばすという地味な能力に見えるが、当時の赤系のビートダウンにかなりの頻度で採用されていた重要クリーチャー。
当時登場したときは現在とルールが違い、クリーチャーをブロックしてダメージを与えたあとに生贄に捧げて1点飛ばす事ができたのでタフネス1のクリーチャーを2体処理できたり、タフネス2のクリーチャーと相打することもできたので大分強かったです。
【巣穴からの総出】
クリーチャーカードではなくゴブリン・トークンを生み出すソーサリー。
4マナで2体のゴブリンを出すが、ストームという能力で山のようにゴブリンが出てきます。
これが出た時代は【炎の儀式】等のマナ加速からストーム数を稼いで【巣穴からの総出
】といったようなデッキが存在して大量のゴブリンがアタックするデッキがありました。
大量のゴブリンが一気にアタックする様は圧巻です!
【包囲攻撃の司令官】
現在のスタンダードでもドミナリアで再録されたゴブリン。
出たときにゴブリン3体を生成して、それらを弾に火力を撃つこともできる便利なゴブリン。
出た当時のスペックは凄く、いろいろなデッキに採用されていた。
単純にカードパワーが高く細かいダメージを何回も撃てる器用さもありがたい。ぜひスタンダードでも居場所が欲しいゴブリン。
以上がMTGでのゴブリン種族の紹介でした。
ゴブリンは今後もずっと赤の友達だと思うので、是非仲良くしてあげましょう!
今でもゴブリンデッキが作れそうなのでいつか作りたいなぁ・・・
クリーチャーの種族紹介「マーフォーク」
過去カードから見るマーフォークについて
次に紹介するのは『マーフォーク』になります!
マーフォークはあまり他のファンタジーでは聞かない名前なのではないでしょうか。
マーフォークは水中に住む(陸上にもいるけど)魚人の種族になります。
ゴブリンと同じく最初期から存在していましたが途中でパッタリと出てこなくなり、オンスロートという部族がフューチャーされたエキスパンションでも出てきませんでしたが、その後しばらくしてから再度登場するようになり今では青のクリーチャーとして無くてはならない種族になっています。
MTGアリーナでは配布されるデッキにも種族をフィーチャーされたなかなかに強いデッキが存在するので、MTGアリーナをプレイしている方は一度は対戦したことがあるかと思います。
別記事でデッキ紹介をしています。
マーフォークも次元によっては「メロウ」「トリトン」と違う呼び名でよばれたり、次元によっては下半身が人間だったり魚型だったりと様々です。とくにゼンディカー(画像一番右)のマーフォークはほぼほぼ人間に近い容姿をしています。
ローウィンではメロウと呼ばれています【メロウの先触れ】
テーロスではトリトン【トリトンの財宝狩り】
魚型のマーフォーク【ルートウォーターの女族長】
人型のマーフォーク【クメーナの語り部】
ゼンディカーのマーフォークはほとんど人と変わらないくらい【珊瑚兜の案内人】
マーフォークの中でも有名なキャラクター
そんなマーフォークでもストーリー上でてくる有名な人がプレインズウォーカーの「キオーラ」というマーフォークです。
キオーラはゼンディカー出身のプレインズウォーカーで妹思いのお姉さんです。
戦い方は海の生き物を召喚して(クラーケンや大タコ等)戦ったり、他のプレインズウォーカーと共闘したりはたまたテーロスという次元では神の武器【タッサの二叉槍】をパクって自分のものにしたりとなかなかの面白い活躍をしているキャラクターです。
あとキオーラが初登場したときの個人的な衝撃は【荒ぶる波濤、キオーラ】のイラストが超絶美しかったことです、おそらく葛飾北斎の富嶽三十六景に影響を受けたのではないかと思われる波が最高ですよね!
ちなみにタッサから奪った槍を【深海の主、キオーラ】のではちゃっかり装備してるのもしっかり反映されていていいイラストに仕上がっていると思います!
有名なマーフォークカード
では最後にマーフォークの有名なカードを3枚紹介したいと思います。
【アトランティスの王】
マーフォークのロードといったらこの人!というくらい最初期から存在するカード
2マナという軽さでマーフォーク全体を強化してくれる頼もしい王様
島渡りという相手が島をコントロールしていると、ブロックされない能力も地味ながら強力だった。
【波使い】
信心という能力が使われていた時に活躍していたマーフォーク
このクリーチャー1体出すだけで沢山のクリーチャーを引き連れて来てくれるのでかなりのコストパフォーマンスを誇った
マーフォークなのにエレメンタルのロードというのも面白いクリーチャー
またこれくらいインパクトのあるマーフォークが出て来て欲しい!!
【銀エラの達人】
戦場に出た時にドローをさせてくれるマーフォーク
デッキによってはほぼ2マナで展開しつつドローができるので強力。
現在のスタンダードでも使用でき、MTGアリーナだと配布デッキにマーフォークがあるので現役で活躍しているカードになっている
以上がMTGでのマーフォーク種族の紹介になります。
現在のスタンダードでマーフォークデッキといったら青緑、次回エキスパンションのラヴニカの献身では青緑カラーのギルド(シミック)がでるのでパワーアップしてくれることを期待したいところですね!
クリーチャーの種族紹介「猫」
過去カードから見る猫について
次が今回の記事で最後になります、紹介するのは『猫』です!
現実世界でも大人気の猫!
実はMTGの世界でも大人気な種族になっています。
ちなみに我々の世界にいるような猫だけではなく、ライオン等の大型の猫型動物やレオニンと呼ばれる人型の猫の種族もまとめてクリーチャー・タイプは猫になっています。
他にも呼び方としては、ナカティル、フェリダー(猫ビースト)、ラクシャーサ(猫デーモン)といったものも存在します。
※昔はライオン等もクリーチャー・タイプがあったが今は猫に統一されている
普通の猫【気前のいい野良猫】
大型猫【サバンナ・ライオン】
レオニン【オレスコスの王、ブリマーズ】
いろいろなエキスパンションに収録されていたり、しれっとカードの中に描かれていたりする猫ですが、エジプトを題材にしているアモンケットでは多くの猫が存在しているようです。
ちなみにそんな猫カードの中で一番のおすすめは【飢えたオオヤマネコ】です!
まずイラストがめちゃくちゃ可愛いこれはモフりたいですよね!
しかも能力もプロテクション(ネズミ)を持ってたり、ネズミを狩ったら+1/+1カウンターが乗ったりと普通に猫として能力が作られているのが面白い!
こんな遊び心のあるカードは見てて楽しいです(*´▽`*)
猫の中でも有名なキャラクター
そんな猫達で有名なキャラクターはどんな人がいるでしょうか。
ストーリー上で出てきて今のスタンダードでも使える「アジャニ」が有名です!
アジャニはレオニンのプレインズウォーカーで偉大な兄ジャザルと共に暮らしていたが、兄は暗殺されその時にプレインズウォーカーとして覚醒した。
【黄金のたてがみのジャザル】
「我が王として、あの方は私の勇気の源泉である。我が兄として、あの方は私の願望を体現する者である。」――黄金のたてがみのアジャニ
フレーバーテキストからアジャニは兄を尊敬していたことが分かります。
また、アジャニは他人の「魂の本質を見抜き引き出す術」を持っていて、それを元に味方を強化する能力がプレインズウォーカーとしての能力で表現されています。
【暴君への敵対者、アジャニ】
その術によってアラーラの断片ブロックでは兄を殺した黒幕であるニコル・ボーラスを退ける事に成功した。
【アジャニ最後の抵抗】
ちなみにこの術でニコル・ボーラスの等しい力の現身を出したので、ニコル・ボーラスと同じパワータフネスの4/4飛行になっている可能性が高い気がします。
アジャニは現在ゲートウォッチメンバーの1人なのでかなり重要な位置付けのキャラクターで今後もニコル・ボーラスとの最終決戦に向けて出てくると思います。
個人的にかなり大好きなキャラクターなので今後が非常に楽しみ!
有名な猫カード
では猫も3枚カードを紹介したいと思います。
【サバンナ・ライオン】
1マナでパワーが2ある強力なクリーチャー、Zoo等の軽めのビードダウンデッキで暴れまわっていた時期がある優秀な大型猫
2ターン目から2点ダメージを刻み続けるのはなかなかのパンチ力!
Zoo(ズー)というデッキ名自体は他のカードゲームでもアグロとして用いられていますが、大元はMTGの動物が多く入った高速ビードダウンで使われていたデッキ名。
【猫族の戦士ミリー】
完全に個人的な趣味なってしまうのですが。
カードとしては地味な伝説のクリーチャー、彼女の一番の活躍はストーリーの中でした、ウェザーライト・サーガというストーリーに出てくる主人公のジェラード・キャパシェンの親友で彼に恋心をいだいているという猫の戦士で、旅の途中で生き絶えてしまい、後にはIFストーリーとして呪われて出て来たりと機会があったらまたカード化して欲しい1枚
かなりこの頃のストーリーに思い入れがあるので完全に個人的ピックアップになりますが、彼女はファンも多かったことでしょう。
【暴君への敵対者、アジャニ】
現在のスタンダードでも活躍中のプレインズウォーカー
仲間を強化したり、仲間を復活したり、味方の猫を呼んだりといろいろな事ができる
特にクリーチャーを強化する能力は強力で白系のアグロでもお呼びがかかる優秀なカード
ちなみにアジャニはプレインズウォーカーカードとして9種類もある!凄い!
以上がMTGに登場するクリーチャーの種族の紹介になります。
まだまだ種族はいるので今後も機会をみて紹介していきたいと思います。
MTGはファンタジーとしてもしっかりと世界設定を作ってあるので、次元によって世界観が毎回違うのが面白いところだと思います。
その1つにクリーチャーの種族もいるのでエキスパンション毎にこんな種族がいるんだ、とクリーチャー・タイプに注目したらもっとMTGが面白くなるかもしれません!
是非楽しいMTGライフをお送りください!
それではまた次回お会いしましょう。