今回は先週のプロツアーでトップ8に残った渡辺プロのイゼット・ドレイクを紹介したいと思います。
プロツアーでも決勝ラウンドで渡辺プロの大逆転プレイ等熱い試合があった、非常に面白いデッキになっています。
デッキを使用した動画
【奇怪なドレイク】【弾けるドレイク
】【弧光のフェニックス
】の飛行を持ったクリーチャー達で攻めるデッキになります。
特に【弧光のフェニックス】は墓地から何度でも蘇り、相手からしたらとても理不尽な動きをする戦い方が非常に楽しいデッキになっています。
デッキ紹介
デッキ内容は以下の通りです。(日本語のみ表記)
イゼット・ドレイク
各カードの役割
デッキの主役は…?
【奇怪なドレイク】【弾けるドレイク
】【弧光のフェニックス
】まずはこのデッキの主役であるドレイクとフェニックスです。
【奇怪なドレイク】は3マナで戦場に出てタフネスが4なので、なかなか処理されにくい飛行クリーチャーでアグロ相手に早くから守る事もできるドレイクです。
【弾けるドレイク】は4マナですが、1ドローができる上に除外されているカードも参照にするのでパワーが10を超えたりするのもザラになるので、凄いプレッシャーになります。
【弧光のフェニックス】はフェニックスの名に恥じぬ復活を見せてくれます、墓地に落ちる枚数に左右されますが一気に相手を攻める事ができるでしょう。
【ゴブリンの電術師】このカードは戦場に出ているのと出ていないのでは雲泥の差があります。
2ターン目に出すことができれば、すぐに【弧光のフェニックス】で攻める事ができます。
また、相手に押し込まれているときはブロッカーにもなってくれる非常に優秀な2マナクリーチャーです。
大量のドローカードを活用!
【選択】【航路の作成
】【急進思想
】【発見+発散
】このデッキは大量のドローカードで成り立っています。
そのカードがこの4種類、【選択】は欲しいカードを探すときやフェニックスを戻すためのスペル3つに使用でき、【航路の作成
】はドローもできる上に手札にある【弧光のフェニックス
】を墓地に落とすこともできます。
【急進思想】は1枚で呪文を2回撃てる事になる上に、手札にある【弧光のフェニックス
】も墓地に落とすことができます。
【発見+発散】は発見しかこのデッキでは使いませんがまさに必要なカードを発見したい時に使用します、さらに【弧光のフェニックス
】をデッキから直接墓地に落とすことも可能な非常に優れたドロースペルです。
この4枚でデッキを掘り進めて必要なクリーチャーや除去スペルにアクセスしていきます。
除去スペルは…?
【ショック】【溶岩コイル
】除去スペルには2種類を採用しています。
【溶岩コイル】は今の環境で非常に優秀な除去です。
【ショック】は1マナであることと、赤単、白ウィニー、赤白アグロ等に効くカードでもあります、さらに【奇怪なドレイク
】【弾けるドレイク
】が出ている場合は本体に撃ち込む事で3点火力と同等な性能になります。
予期せぬ攻撃ができるスペル
【最大速度】1枚だけ入っているこのスペルは相手のライフを一気に削ったり、予期せぬところからの攻撃ができるカードになります。
さらに+1/+1もされるので【奇怪なドレイク】【弾けるドレイク
】達の攻撃力を2上げることができます。
相手が油断しているところにこのカードで最大速度で突っ込んでいきましょう!
デッキの動き
理想の手札
理想の手札は土地が2枚程、【ゴブリンの電術師】ドロースペル、クリーチャーがいるのが理想的です。
ですが、このデッキはドロースペルが豊富なので序盤は必要なカードを探す事がしやすくなっています。
理想の2ターン目の動き
動きとしては2ターン目【ゴブリンの電術師】を置き、相手次第ですが【奇怪なドレイク
】で攻めたり、ドローを回して【弧光のフェニックス
】を墓地に落として一気に展開していくことができれば相手にプレッシャーを与えることができます。
相手や動きによってはこちらのクリーチャーを攻撃に使うのではなく、防御に回さないといけないことも多いので相手のライフと戦場を見ながら、攻めるのか守るのかを判断していくことが大事になっていきます。
各デッキとの相性
また各デッキとの相性としては
ゴルガリミッドレンジは飛行をなかなか止められないので攻撃を通しやすく、相手のクリーチャーは大抵【弧光のフェニックス】のブロックで倒せるため戦いやすいです。
アグロ系には序盤に【ショック】や【溶岩コイル
】を引きに行きつつ、クリーチャーでブロックに回ることが大事になってきます。
ジェスカイコントロールには少し厳しい時があります、【ドミナリアの英雄、テフェリー】【残骸の漂着
】は処理しないと大変なことになるのでできるだけ意識しましょう
サイドボードについて
サイドボードを見ていくと仮想敵が何パターンかに分けることができます。
対戦相手によって、入るカードは異なりますが代表的なものをピックアップ。
対コントロール
【つぶやく神秘家】着地できればスペルを使うだけでトークンを生み出すのでかなり有利になるクリーチャー
【パルン、ニヴ=ミゼット】カウンターされないクリーチャー
【呪文貫き】相手の除去やプレインズウォーカーを打ち消すことができる
【火想者の研究】序盤に置くと相手は処理しにくいので、そのまま勝ち筋になる
【イゼット副長、ラル】置いて生き残れば勝ちな上に、プレインズウォーカーの対処も難しいので通れば生きやすいカード
【軽蔑的な一撃】後半出てくるカードを軒並み潰せるカウンター
対アグロ
【つぶやく神秘家】赤だと処理がしにくいタフネス5、トークンで相手の攻撃も止めれるクリーチャー
【幻惑の旋律】相手のクリーチャーを奪うことができるので、実質1対2交換ができる優秀なカード、ベナリア史のトークンなどは青2マナだけで奪うことができる
対ミッドレンジ
【標の稲妻】大きめのタフネスを持っていても処理できるカード、2回使えるのも嬉しい
【軽蔑的な一撃】後半出てくるカードを軒並み潰せるカウンター
まとめ
以上がイゼット・ドレイクのデッキ紹介になります。
動画でもあるように、一気に倒すような打点が出るので非常に気持ちいいです!
また、防御に回ってもフェニックスが蘇るので非常に硬い守りになるので、攻守ともに使いやすいデッキかと思います。
最近は除外するカードが少しずつ増えてメタられる側に回ることもありそうですが、まだまだ現役で強いデッキだと思います。
追加で必要なワイルドカード
MTGアリーナでもかなり作りやすいデッキに入ると思います。
メインボードだけで考えると
追加で必要なワイルドカードが
アンコモン:15枚
レア:8枚
神話レア:4枚
になっています。
内レアは全て土地なので足りない場合は【硫黄の滝】を先につくりあとはギルド門で対応することもできると思います。
ちなみに自分は土地も足りず、【弧光のフェニックス】も3枚でやってましたがそれでもかなり強かったです。
非常にデッキパワーを感じられるデッキになっていますので、是非使ってみてください!
インポート用データ
以下にインポート用のテキストを掲載してあります。

イゼット・ドレイク(txt)