みなさんこんにちはarimaro2ggです。
メタゲームというのを聞いた事があるでしょうか。
カードゲームをやったことがない人はあまり聞き慣れない単語だと思います。
このメタゲームと呼ばれるものは、MTGアリーナで勝利するのに関係していくものになります。
ここではメタゲームの解説と、メタゲームをどう使うかを解説したいと思います。
メタゲームって何?
メタゲーム(Metagame)とは、マジックのゲームを実際に行う前の段階で発生する、駆け引き要素の一つ。略して「メタ」とも。
(M:TG Wikiから抜粋)
簡単に説明すると、トーナメントで選択されている使用デッキや使用カード、プレイングなど(これらの傾向を俗に環境とも呼ぶ)を考慮した上で、それらに対して有利なデッキ、カード、プレイングなどを選択することである。
より簡単にジャンケンで例えるなら「グーを出す人が多い(多そう)だから、自分はパーを出す」という選択である。
上記にあるように
メタゲームとはゲームをする前段階で、どのデッキが多いだろうか?と考えそのデッキに有利なデッキを使って勝負をする時に必要な考え方になります。
面白いのはこのメタゲームというものが生き物のように回るところにあります。
早いデッキが流行る → 早いデッキを対策したミッドレンジが流行る → ミッドレンジに対応したコントロールが出てくる → コントロールに強い速いデッキが出てくる
といったように流行りが回る事が多いのがメタゲームの特徴になります。
ここで実際のMTGの大会を見てメタゲームを確認してみましょう。
最近の大会から見るメタゲーム
まずは最近ではゴルガリミッドレンジというデッキがかなり流行っていました。
前から流行っていた赤単に対して【野茂み歩き】等で回復もできて対応できるし、盤面をとって後から強力なカードで攻めることのできるゴルガリは、いろいろなデッキに対して対応できていました。
ですが流行りすぎたため、それの対策として【トカートリの儀仗兵】等が入ったデッキで対応策を周りが用意してきました。
そんな中、直近のグランプリ・ニュージャージーだとゴルガリミッドレンジを対策したデッキが多かったからか、上位にゴルガリミッドレンジが入っていないという事態になっています。
ちなみにゴルガリを使用したプレイヤーは2日目進出者中25%程いたらしいです、実に4人に1人がゴルガリミッドレンジを使っているなら、ゴルガリミッドレンジに強いデッキを持ち込むほうが有利に進むわけですよね。
※グランプリ・リール2018はゴルガリミッドレンジの使用者は驚異の40%だったそうです
以下の表は公式から抜粋
デッキ使用者数一覧【グランプリ・ニュージャージー2018】
アーキタイプ |
2日目 使用者数 (占有率) |
ゴルガリ・ミッドレンジ |
21 (25.9%) |
イゼット・フェニックス |
15 (18.5%) |
ボロス/白単アグロ |
9 (11.1%) |
ジェスカイ・コントロール |
8 (9.9%) |
セレズニア・トークン |
7 (8.6%) |
ボロス天使 |
6 (7.4&) |
赤単アグロ |
3 (3.7%) |
セレズニア・ミッドレンジ |
4 (4.9%) |
その他 |
8 (9.9%) |
デッキ使用者数一覧【グランプリ・リール2018】
アーキタイプ |
2日目 使用者数(占有率) |
ゴルガリ・ミッドレンジ |
110 (39.7%) |
ジェスカイ・コントロール |
46 (16.6%) |
イゼット・フェニックス |
23 (8.3%) |
赤単アグロ |
12 (4.3%) |
ボロス/白単ウイニー |
12 (4.3%) |
青単ビートダウン |
10 (3.6%) |
セレズニア・トークン |
10 (3.6%) |
ボロス・ミッドレンジ |
9 (3.2%) |
ターボ・フォグ |
8 (2.9%) |
ジェスカイ・ミッドレンジ |
7 (2.5%) |
鉄葉ストンピィ |
6 (2.2%) |
エスパー・コントロール |
5 (1.8%) |
ビッグ・レッド |
5 (1.8%) |
ディミーア/グリクシス諜報 |
4 (1.4%) |
その他 |
10 (3.6%) |
こういったように流行りを見極めて、対応するデッキ、サイドボードを用意することが勝ち上がる上では大事になってくる要素だというのが分かります。
今後MTGアリーナにも大会等が実装されていくことがあると気にしたい要素の1つになりますね。
メタゲームも気にしつつ、よりMTGを楽しんでいただければと思います!
arimaro2ggの体感MTGAメタゲーム
ちなみに統計をとったわけではないので全くの体感メタゲームになるのですが(笑)
arimaro2ggの体感MTGAメタゲームによると
MTGアリーナでは最近《イゼットフェニックス》がかなり多い気がします。
急にドバっと増えた感じですね。
次いで
《ゴルガリミッドレンジ》
《赤単》
《ジェスカイコントロール》
《白単》
《青単》
《マーフォーク》
《白回復》
とよく当たる気がします。
2番目によく当たるのはやはりゴルガリミッドレンジ、赤単
カードの入手の関係などもあり、リアルのMTGとMTGAでは少しメタゲームの違いがあるのが面白いところですね。
時間帯やランク帯(※上記体感はブロンズ3~シルバー1)にもよると思いますが、自分がやっているときに多いデッキに対応できるカードがあると勝率があがるかもしれませんね!
ちなみに私は《イゼットフェニックス》が最近完成したので使っていますが、除外カードがかなり痛いですね!
あとメタゲームを考える上では、無課金や資産が少ないと対応しきれない部分がどうしてもあるので辛いですが、そんな場合はサイドボードで少しでも戦えるような工夫をしてみると良いかと思います。
その為にもカードリストとにらめっこをすると意外なカードが見つかるかもしれませんよ!!
MTGAのメタゲームは今回は体感で書きましたが以下サイトにて、メタゲームを見られたり、戦績を記録できるツールが紹介されているのでメタゲームを知る上で参考になると思いますのでご覧ください。
【MTG初心者に向けた便利なあれこれ】
MTGアリーナのデータ・統計が見れるMTGAProTracker導入方法
また統計をみながら今後、MTGAのメタゲームをみて記事にしたいと思います。
それではメタゲームをなんとなく意識して勝率を上げる役に立ててください!
参考サイト
以下にメタゲームを知るのに助けになるサイトを紹介していますので御覧ください。
・イゼ速
GPニュージャージー2018(スタンダード):優勝はジェスカイコンを使用したEli Kassis選手に
・MTG初心者に向けた便利なあれこれ
MTGアリーナのデータ・統計が見れるMTGAProTracker導入方法